数学が武器になる到達度テスト対策法

到達度の出題範囲・配点は?

今回は到達度テストの対策について話していこうと思います。
まずは問題の内容や配点を見ていきましょう。

下記は昨年の到達度テストの配点をまとめたものです。
昨年は中学分野の問題がマーク方式になったり、穴埋め問題が増えたりして例年と傾向が変化しました。
全体の難易度は易しくなっていますが、範囲はかなり満遍なく出題されており、対策が不十分な人にとっては厳しいテストだった思います。

2020年の過去問をみてみよう!
計算できるだけでなく記号や用語を理解しいているかを問われる問題が増えていました。
例えば、次のような問題です。

もちろん答えは×です。
このように数学用語の理解も聞かれることがあるので、軽視せずきちんと確認しましょう。

到達度テストの勉強法

何からやったらいいか困っている人は、まずは計算を毎日やりましょう。
平方根、展開・因数分解、連立方程式などの計算問題は100点中23点も出ているので、これはしっかり正解したいところです。

それに加えて、方程式・関数の分野を重点的に練習するのが良いです。
この分野は配点が大きいだけでなく、高校に入ってからも応用問題がたくさん出てきます。
数学は知識を積み重ねていく教科なので、今のうちに中学で学習する内容をしっかりと仕上げて高校進学に備えましょう!

コラム

〜短期集中型はダメだ〜

勉強やスポーツの練習で究極の短期集中は「一夜漬け」ってやつ。
1日で覚えたものはだいたいが1日で消える。
テスト勉強も直前に詰め込んだ分はテスト終了後にはほとんどが儚く消えていく

長期記憶にするにはちょっとずつ積み重ねていくのがいい。
テストの日程が決まっているなら「部活」「習い事」「発表会」などの言い訳で後回しにしないで今すぐ毎日ちょびちょび勉強しよう。
1日で5時間勉強するよりも1日30分を10日間の方が効果がある。
例)腕立て伏せ 1日でまとめて1000回  or 1日50回を20日

脳も筋肉も人間の体の一部だ。
イメージはミルフィーユ。
薄くてもいいから何層にも重ねていこう。まとめてやると効果が薄れるし、しんどい。
長期毎日適量型しかない。

この記事を書いている人

小玉先生
高3数学・化学クラス、茗溪数学クラスなどを担当。
自身も数学に苦しめられた経験から誰にでも分かる授業を徹底研究。
数々の高校生の成績を上げている。

みむら先生
イーズの代表を務めながら、教壇に立ち続け20年。
これまでに難関大学合格者を数多く輩出してきた実力者。
コラム担当。

-E’z NEWSLETTER 2021年6月号より-