勉強効率1.5倍!?科学的に正しい学習習慣のすすめ

一夜漬けはダメ。ゼッタイ

こんにちは。イーズの小玉です。
今回のテーマは「学習の習慣化」です。
実のところ、学習の習慣化がない人は定期テストだけでなく受験にとても不利になります。
習慣化は簡単ではないですが、この記事を参考にチャレンジしてみましょう!

朝方vs夜型
まずは習慣についてのデータを見てみましょう。
勉強する時間が【朝型の人】と【夜型の人】の進み具合を比べたグラフです。朝型の方が 2 倍も速いのは驚きです。
ただしこの調査からは夜型の人が朝型に変えるとどうなるかは分かりません。

少しずつ毎日やった方がいい
次は下のグラフ。
これは【2 日に 1 回以上勉強している人】【3 日に 1 回 or 週に 1 回しか勉強していない人】の成績を表したグラフです。
前者は成績が 1.5 倍も高いことが分かりますね。
注目すべきは「どちらも勉強量は同じ」ということです。
「まとめて一気にやる」よりも「少しずつ毎日やる」方が効率が良いのです。

習慣の作り方

習慣にも色々と種類がありますが、細かいことは脇に置いて、学習の習慣に的を絞りましょう。学習などの習慣は「行動習慣」と呼ばれ、およそ 1 カ月で習慣化できると言われています。

つまりこの 1 カ月を耐え抜くことが最も重要。

「1 カ月も続けられないよ」と思った人がいるかもしれません。
では、この 1 か月を耐えるためのコツを 2 つ紹介しましょう。

コツ1 ちょっとずつ進める
一つ目は「ちょっとずつ始める」といういこと。正直に言うと、今までやっていなかった人がいきなり1時間勉強するなんて続くわけがないんですよね。

だから、はじめは「机に向かって問題集を開く」だけでも大丈夫。
問題集を開いて少しでも進めれば大成功と思っています。

コツ2 トリガーを決める
二つ目は「トリガーを決める」ことです。トリガーとは勉強を始める前のきっかけとなるものです。
行動・場所・時間のどれかをトリガーにすると良いです。

例えば、お風呂を出たら勉強するとか、机に座ったら勉強するとか、〇〇時から△△時の間は勉強するとかですね。
自分が好きなトリガーを1つ決めて取り組んでみましょう。

コラム

〜時間と結果の法則〜

プロとプロになれなかった人の違いは何か
①プロには才能があった ②練習時間

両者とも正解だが、プロになる人は練習時間が他の人と比べて1.4〜2.1倍だという調査結果が出ている。
なにかができるようになりたいなら練習に時間をかけなければいけない。

中学入試が終わってからもコツコツと毎日数学を90分勉強している人と課題を提出するために終わらせるだけの人。
3年経ったら1642時間の差ができる。丸々68日分の差だ。
それでも「あとで取り戻す」って言えるかい?



数学を続ける方法は2つある

勉強を習慣するために必要な能力は「自制心」「忍耐力」だ。
習慣化してある程度続けることができると上達してきて「好きになる」の段階がくる。
そうなったらもう無敵だね。

やるなら今すぐ勉強を始めよう。
勇気を出して机に向かおう。
自分を変えられるのは自分だけだ!!


この記事を書いている人

小玉先生
高3数学・化学クラス、茗溪数学クラスなどを担当。
自身も数学に苦しめられた経験から誰にでも分かる授業を徹底研究。
数々の高校生の成績を上げている。

みむら先生
イーズの代表を務めながら、教壇に立ち続け20年。
これまでに難関大学合格者を数多く輩出してきた実力者。
コラム担当。-E’z NEWSLETTER 2021年1月号より-