【筑波大学生物学類】生物学と情報科学の融合！？遺伝子研究の自動化を目指して。

投稿日 2024.3.1
著者 EZ
カテゴリー卒業生インタビュー

本記事では、数理指導専門塾イーズの現役講師が大学生にインタビューを行い、その大学の内面まで深掘りして聞いています。

・入ってみて分かったこと、学部の特色
・受験期の勉強法、入試対策
・大学でかかる費用、生活費
など多方面から質問に答えてもらっています。

これを読めば行きたい大学・学部についてよく分かるし、志望校決めのヒントにもなりますよ。

今回のお相手：Rさん
・大学3年生
・私立武蔵高等学校卒業
・筑波大学生命環境学群生物学類

今回は「筑波大学生物学類」について見ていきましょう。

1. 大学の学業関連

生物学類で何を学ぶ？

“生物学とは「生物および生命現象を研究する科学」です。生物学では、DNAのようなミクロなものから生物群集といったマクロなものまで、その対象はさまざまであり、生理学、生態学など、アプローチの仕方もいろいろあります。しかし、その根底に「生きているとは、どういうことか」という問いがあるという点では、どれも共通しています。科学的な探究は、これまでの知見の積み上げで理解されてきた概念では説明できない、説明しにくい現象に出会うところから始まります。そのため、実験や実習においてさまざまな生物に直に触れ、その生物の生きている姿を見ることはとても大切です。筑波大学生物学類には、これらを実現するための良い環境が整っています。”（筑波大学生命環境学群生物学類HPより引用生物学類について | 筑波大学生物学類 (tsukuba.ac.jp)

高校までで学ぶ生物の授業では、主に暗記中心であり、生物の基本的な知識や用語を学び、実験や研究はあまりせず、基本的な生物現象を理解するのが目的でした。しかし、大学生物学では、さらにこの知識を深め、論理的に生命現象を理解することを重視します。授業では、単に教科書を読むだけでなく、自分で文献やデータを調査し、議論を行います。実験や研究も積極的に行い、その成果をレポートやプレゼンテーションで発表します。更に4年生になると、研究室に配属され、ゲノム科学や生物物理学、生命倫理学など様々な専門分野に触れることができます。

Q. 印象に残っている授業について教えてください。

A.特に印象に残っている授業は、「人間生物学」です。この授業は、人間の生物的側面に焦点を当て、その構造について学びます。人間の構造について学ぶという内容だけでも衝撃だったのですが、一番授業で衝撃を受けたのは、献体を見せられたときです。献体とは、死後自分の肉体を解剖自習用として、大学などに寄付されたものです。大学の授業では、このような内容を扱うと知ったことが印象に残っています。

そのほか、生物学類に入ると学ぶことができる内容は、このようなもの（下の表）があります。

Q. 専攻と研究について教えてください。

A.まだ3年生なので、所属はしていないのですが、来年度からバイオインフォマティクス研究室に所属します。この研究室では、名前の通り、生物学と情報科学の融合分野について研究しています。最近始まった研究だと、細胞の発現している遺伝子を解析した、トランスクリプトームデータを利用して、細胞同士の相互作用モデルを構築する、というものがあります。他には、生物学より情報学寄りですが研究自動化に取り組んでいる人もいるようです。

2. 生活関連

・入学金：28万
・学費：年間50万
・テキスト代：総額10万程度
・家賃：41000円
・奨学金：なし
・近所のおすすめのお店：吉江自動車
・住んでいるところ：花畑
・通い方：原付で10分
・部活：自動車部
・友達の作り方：普通に声をかけましょう

3. 大学入試関連

・現役
・試験方式：国際科学オリンピック特別入試
・入試科目と方法：面接15分
・共通テスト（センター試験）の点数：未受験
・推薦試験の内容：
　苦手な教科を聞かれました。
・高校時代の偏差値：35
・定員：5人

・受験期学習の進め方：
　勉強していません。
・日頃（高１〜２）どんな勉強をしたか：
　勉強していません。

・大学の選び方：
　ここしか入れるところがありませんでした。
・併願校：
　なし