【東京電機大学未来科学部】安全で快適な建築・都市空間をつくるための学問!

本記事では、数理指導専門塾イーズの現役講師が大学生にインタビューを行い、その大学の内面まで深掘りして聞いています。

・入ってみて分かったこと、学部の特色
・受験期の勉強法、入試対策
・大学でかかる費用、生活費
など多方面から質問に答えてもらっています。

これを読めば行きたい大学・学部についてよく分かるし、志望校決めのヒントにもなりますよ。

今回のお相手Mさん
・大学3年生
・茨城県立竹園高等学校 卒業
・(現在)東京電機大学 未来科学部 建築学科

今回は「東京電機大学 未来科学部 建築学科」について見ていきましょう。

1. 大学の学業関連

未来科学部建築学科で何を学ぶ?

“安全で快適な建築・都市空間をつくることは、人と社会の豊かな未来をつくり出すこと。
その実現のために、確かな実践力と豊かな表現力、卓越した先見性を持った、グローバルに活躍できる設計者・技術者・研究者を育成します。
専門のスキルと豊かな教養を身につけられるよう、完全習熟教育システムやIoT技術を取り入れたカリキュラム、長期インターンシップなどの多彩な学びを展開します。”(東京電機大学学科案内HPより引用https://www.dendai.ac.jp/about/undergraduate/mirai_kagaku/fa/

建築学科には、大きく3つの特徴があります

– 設計・デザインの能力と情報・解析・表現の技術の習得 –
演習や実習を中心に、計画・意匠、環境・設備、構造・生産、歴史・都市、住環境・インテリアの5分野について幅広く学び、設計・デザインの能力と情報・解析・表現の技術を身につけます。3年次には「習得確認テスト」を行い、習熟の達成度の確認をします。

– 大学内に一級建築士事務所がある –
国内でも数少ない「学内一級建築士事務所」のプロジェクトに参加するなど、充実した長期インターンシップ教育※を実施。実社会と連携した研究開発や調査、設計コンサルティングを体験しながら、プロの技術と倫理観を学びます。

– 学部・大学院6年一貫による充実した教育環境 –
1年次から全員が設計課題を発表し、実務者や研究者がそろった教員陣から講評を受けます。学部・大学院6年一貫プログラムに則り、この経験を積み重ねて表現力やプレゼンテーション能力を強化。またコンピュータや3Dプリンタを用いた3次元造形物の制作など、デジタル教育の環境も充実しています。
(東京電機大学学科案内HPより引用https://www.dendai.ac.jp/about/undergraduate/mirai_kagaku/fa/

〜建築学科を卒業後の進路

卒業生の就職先としては、製造業、情報通信業、建設業などが多く、専門分野を生かした進路が中心です。特に、卒業生の6割以上が建設業関係の企業に就職しています。
 職種は技術職が中心となり、研究・開発、設計、品質管理、生産技術、システム開発などの職業を選んでいます。
2023年3月の卒業者では、大学院への進学率が進学率 48.5%と半数近くの学生が大学院へ進学しています。

  

Q. 一番印象に残っている授業について教えてください。

A.
建築概論です。
学部1年での必修科目で、建築物の形やデザインの変遷・有名建築家の建築物・建築の分野に関して広く浅く学ぶことができました。「意匠」「建築計画」「構造」「設備」それぞれの分野を専門とする教授から講義を受ける初めての機会となる授業で、大学に入るまで知らなかった分野や実際の設計について知ることが出来ます。建築に関する知識の広がる講義でした。

建築学科では下記のようなカリキュラム(下の表)で勉強していきます。

Q. 専攻と研究について教えてください。

A.
構造デザイン研究室に所属しています。
ビス接合を用いた重ね梁の設計方法に関する研究をしている研究室です。
近年、狭小敷地において1階に店舗やガレージを配置したいという要望が増えています。しかし、ガレージや店舗を1階に配置すると構造上必要となる壁量を満たすことが難しく、柱や梁の寸法を大きくしなければならなくなります。そこで、敷地が狭いことにより大きな部材や機材の搬入が難しいという事例に対応するため本来より薄い部材を搬入し、それを現場で重ねてビスで接合し使用する技術を開発するための研究を行っています。

Q. 大学・学部・学科に入学して良かったことは?

A.
実務の経験が豊富で自分の設計事務所を持っている教授が多いため、実際に携わった現場や設計に苦労したことなど生の声を聴くことが出来るところです。また、授業に助手として大学院生がいるので、授業で分からない部分を質問しやすい環境が整っているところが魅力だと思います。北千住駅の目の前に立地しているため、通いやすいところも良いと思います。

Q. 逆に思ってたのと違ったなぁ…ということは?

A.
入学前から建築学科は課題が忙しいと聞いていたが、想像の10倍は忙しいです…。さらに、建築物のデザインをやりたいと意気込んで入学したはいいものの、設計課題をこなすうちに自分の能力や向き不向きに気づき、挫折する学生も一定数います。しかし、建築はデザインだけでなく構造や設備の分野もあるため自分の適性を見極めてどの分野に進むかを決められます。比較的入りやすいレベルの大学ですが、大学に入学してから実務で通用する社会人に育てます!という印象があります。

2. 生活関連

・入学金:25万
・学費:年間約150万
・テキスト代:年3万程度
・家賃:実家暮らし
・奨学金:なし
・住んでいるところ:茨城県南部(実家暮らし)
・通い方:電車で30分くらい
・サークル:所属無し
・友達の作り方:グループでの設計課題での交流、設計課題の講評会での意見交換

3. 大学入試関連

・現役
・試験方式:公募推薦
・入試科目と方法:数学の筆記試験と面接
・定員:若干名(20人程度)

・受験期学習の進め方:
 極めるテキストを教科ごとに決めてひたすら演習

・日頃(高1〜2)どんな勉強をしたか:
 定期テストのための勉強程度でした

・大学の選び方:実家から通いやすいかどうか、一級建築士の資格を取るための教育が手厚いかどうか、就職実績(実務で評価されている卒業生が多いところに惹かれました。)

・併願校:特になし

4. 就職関連

・就活で大変だったこと:自分から情報を集めたり行動しないと始まらないところ

・受ける企業の選び方:自分の学科や研究室から就職した人がいるかどうか。インターンや説明会での社員の方の雰囲気が自分に合うかどうか。

・先輩たち、周りの人の就職先:ゼネコン、構造設計事務所など

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