テスト前に焦りたくない人へ。

勉強時間を増やすテクニック

今回はテスト対策を進めるコツと勉強習慣について書いていこうと思います。


テスト前に焦らないためには、毎日繰り返し勉強を進めることが大切です。
なぜなら脳はたくさん目にする事柄を大事な情報と認識し、記憶に入れようとするからです。

毎日出来ていない人は、「1日1分を目標にする」というテクニックがあります。

このテクニックの良いところは勉強を習慣化しやすいだけでなく、実際1分以上やってしまうことです。
1日1分に慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていくとよいと思います。

高校生のネット利用1日248分

ところで、2019年の内閣府の調査では高校生は平均して1日約4時間ネットを利用しているそうです。

スマホなどは依存性が強いので使い過ぎには注意したいですね。
スマホを使っている4時間のうち30分でも勉強に使えると学力はかなり上がると思います。

スマホの使い過ぎで馬鹿になる

長時間のスマホ・ゲーム利用は脳に悪影響をおよぼすことが分かっています。

メカニズムを簡単に説明すると、脳の前頭前野の働きには次の3つがあります。

  1. 浅く考える機能
  2. 深く考える機能
  3. ぼんやりと考える機能

スマホを使っているときは①が働き、②③の機能はストップします。
この状態でスマホを使い続けると①によって脳が疲れ、②③の能力が使えなくなります。
②は思考力に、③は記憶の整理や分析に関わっているので、②③の機能の欠如は勉強にとって致命的です。

利用時間を管理する勉強中は見えないところに隠すなど、ルールを決めて使うようにしましょう。

まとめ

①1日1分テクニックを利用

  • 勉強の習慣を作る
  • ちょっとずつ勉強時間を増やす

②スマホの利用時間に注意

  • 時間を決めて使う
  • 勉強中は見えない所に隠す

コラム

短期集中型はダメだ

勉強やスポーツの練習で究極の短期集中型は「一夜漬け」ってやつ。
1日で覚えたものはだいたいが1日で消える。

テスト勉強も直前に詰め込んだ分はテスト終了後にはほとんどが儚く消えていく

長期記憶にするにはちょっとずつ積み重ねていくのがいい。
テストの日程が決まっているなら「部活」「習い事」「発表会」などの言い訳で
後回しにしないで今すぐ毎日ちょびちょび勉強しよう

1日で5時間勉強するよりも1日30分を10日間の方が効果がある。
例)腕立て伏せ 1日でまとめて1000回 or 1日50回を20日

脳も筋肉も人の体の一部だ。イメージはミルフィーユ
薄くてもいいから何層にも重ねていこう。まとめてやると効果が薄れるし、しんどい。
長期毎日適量型しかない。

この記事を書いている人

小玉先生
高3数学・化学クラス、茗溪数学クラスなどを担当。
自身も数学に苦しめられた経験から誰にでも分かる授業を徹底研究。
数々の高校生の成績を上げている。

みむら先生
イーズの代表を務めながら、教壇に立ち続け20年。
これまでに難関大学合格者を数多く輩出してきた実力者。
コラム担当。

-E’z NEWSLETTER 2021年6月号より-