【筑波大学国際総合学類】 海外と日本の地方を繋ぐ「インバウンド」の研究とは!?

本記事では、数理指導専門塾イーズの現役講師が大学生にインタビューを行い、その大学の内面まで深掘りして聞いています。

・入ってみて分かったこと、学部の特色
・受験期の勉強法、入試対策
・大学でかかる費用、生活費
など多方面から質問に答えてもらっています。

これを読めば行きたい大学・学部についてよく分かるし、志望校決めのヒントにもなりますよ。

今回のお相手:Sさん
・大学4年生
・ 水戸第一高等学校 卒業
・筑波大学・社会国際学群・国際総合学類

今回は筑波大学国際総合学類について見ていきましょう。

1. 大学の学業関連

国際総合学類で何を学ぶ?
国際総合学類では、国際社会の様々な問題に取り組むための力を身につけることができます。
具体的には、社会や人文科学、情報や環境の分野から様々な基本的な知識を広く学習し、それらを組み合わせて考える方法を学びます。同時に、国際的な時代に必要な英語を使ったコミュニケーションも学ぶことができます。学年が進むにつれて、専門性が上がっていきます。

3年次から個別ゼミに所属し、専門分野の研究指導を開始し、カリキュラムに研究の要素が加わります。
そして4年次では、現実の問題にテーマを設定し、これまでの知識や方法論を駆使して卒業論文の制作にあたります。この間に、交換留学や語学研修へと海外に学ぶ学生もかなりの割合でいます。
このように学生の主体的な問題意識によってカリキュラムを柔軟に組めるような体制です。

(筑波大学国際総合学類HPより引用学類長あいさつ|学類について|筑波大学国際総合学類 (tsukuba.ac.jp)

Q. 面白かった授業について教えてください。

A.
特に印象に残っている授業は、「世界経済史」です。この授業では、経済ではありがちな数学的な知識を必要とする授業ではなく、世界の経済の歴史を包括的に学ぶことが出来る授業で興味深かったです。関連する映画を視聴し、感想を書くこともあったので、関心をもって授業を受けられました。

Q. 専攻と研究について教えてください。

A.
私のゼミでは、社会における政治との関わりを主に勉強しています。「社会」というと漠然としていますが、自分が関心のある事柄から研究対象を導き出すことができます。例えば、私たちがペットを飼うときに必要になるものとして、動物愛護法という法律があり、令和元年に改正法が制定されました。その改正過程において、政府がどのように関わっているのか、また動物愛護団体、市民がどのように影響を与えているのか等を文献調査等で分析していきます。ジェンダー問題や政党政治、若者の選挙問題、労働問題など、研究対象は多岐にわたり、研究に必要な概念等もゼミ内で勉強してきますので、様々な観点から社会を学ぶことが出来ます。

私は現在、「地方のインバウンド政策における住民参加」という題目で卒業論文を執筆しています。インバウンド政策とは、外国人観光客に自国に来てもらうための国内の観光政策です。日本では、グローバル化や東京オリンピック開催決定を機に、東京等への人口集中を防ぐために、地方でのインバウンド政策に注目が集まりました。

地方で政策を実施することは地域住民の生活にも影響を与えるため、生活を損なわないような政策が実施される必要があります。そこで、住民がインバウンド政策にどのような形で参加しているのかを、インバウンド政策に成功した地域を分析することで明らかにしたいと考えています。

2. 生活関連

・入学金:28万円
・学費:年間50万円
・テキスト代:総額5000円ほど
・生活費:5~7万円
・家賃:50000円
・奨学金:なし

・近所のおすすめのお店:ブーランジェリーアンアミ―(パン屋さん)
・住んでいるところ:春日
・通い方:自転車で10分

・サークル:バレーボール同好会

・友達の作り方:
まずは、所属学群の人と話に行きましょう、授業やテストの際に頼りになるのは学群の友だちです。授業の課題で一緒になったりご飯に行ったりすることで友達の友達を紹介してくれることもあります。
またサークルにも加入しましょう。時間が合いやすいので飲み会やご飯に行きやすくなります。後輩や先輩とも仲良くなれ、意外な繋がりがあったりします。
バイトもしよう!自分はイーアスつくば内のカフェでアルバイトをしていますが、学群やサークルとは違う人柄を感じることもできます。アルバイトでは他大学の人とも関われるので他大学の状況を伺うこともできます。コミュニティに恐れず飛び込むことで自然と友達は増えていくと思います。

3. 大学入試関連

・現役
・試験方式: 一般試験(後期試験)
・入試科目と方法:英語(記述)世界史(記述)

・共通テスト(センター試験)の点数:
 国語120 数1 70 数A 70 英語 194 生物 40 地学 40 日本史 88 世界史 94

・二次試験の点数:世界史 350 英語 270

・二次試験の傾向:
英語→他大学と比較すると内容は簡単であるが勉強をおろそかにすると危ない。
世界史→記述400字×4 出題範囲が広すぎる。

・高校時代の偏差:偏差値70程度
・定員:推薦20人、一般60人

・受験期学習の進め方:
・国語→現代文は塾の解き方講習を長期休みに受講しました。苦手だったので毎日大問1個以上は問題を理解するまで何度も過去問題等を解いていました。古文漢文は空いてる時間などに単語帳で単語暗記。分からない単語にチェックを付けて理解出来たらチェック消す、また忘れていたら再度チェック付ける等していました。

・数学→3年生夏ごろからは授業で取り扱っていたセンター模擬対策を主にやっていました。20冊くらいありました。苦手な空間図形は全部解くことよりも半分以上は解けるように格段に難しい問題は避けていました。時間内に解く練習もしてプレッシャーに耐える練習も必要でした。

生物・地学→秋~冬ごろは、先生に言われていた重要な分野を重点的に暗記しました。配点が大きい分野ではないので4,5回は繰り返しました。教材は特になし、定期テストなどを見直すくらいでした。

・ 日本史→学校の教科書とワークがメインで、3年春にゴロで覚える日本史年代ブックを買って年代を暗記することを重視していました。分からない年代を2,3回チェックを付けて暗記しました。センター試験のみであったので、特に苦手は古代は漢字を覚えるのは避け多めに反復暗記しました。

・世界史→日本史同様、学校の教科書とワークがメインで、もともと持っていたゴロで覚える世界史年代ブックで年代を暗記することを重視していました。筑波大学を受けると決めた5,6月からは記述式の過去問を幅広い分野で見つけ書く、先生に添削もらう、を夏休み以降はほぼ毎日繰り返していました。一日3,4問程度でした。またまとめノートを作成して、分野別や時系列などを自分なりに整理しました。冬休みからは出題傾向をまとめ、過去問から山かけを実施。直前は教科書やまとめノートを見返しました。

・英語→苦手なリスニングはセンター試験のみであったので、特に長文のリスニングで内容をしっかり理解するように3年春から意識しました。夏休みは長文を根気強く読解できるように、また時間内に解けるように、過去問や授業で実施した教材などを使用しました。筑波大学の英語の読解は比較的簡単であったので、他大学の過去問で難易度高めの読解を実施しました。

・日頃(高1〜2)どんな勉強をしたか:
 どの教科も、なるべく学校で配布されたワークや教科書を活用するようにしていました。
国語→古文単語は授業内でミニテストがあったので毎日持ち歩いて電車などで開いて勉強していた。現代文はテスト前だけ、授業の内容を見直すくらいでした。
数学→毎週出される課題をこなすことに必死でした。
理科→テスト前にノートを見直しました。
英語→読解問題はただ解くだけでなく音読もしていた。授業内で出てきた分からない単語はなるべくその時間に覚えるように意識しました。
社会→テスト前暗記では追いつかないので、授業後1週間以内には授業ノートを見直す、練習問題を実施することをしていました。

・大学の選び方:
 地元から離れていない場所で選びました。

・併願校:
明治、上智、青山学院大学

4. 就職関連

・インターン情報:
JTB、サイバーバズ

・先輩の就職先:
人材(ビズリーチ)

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