A. 建築概論です。 学部1年での必修科目で、建築物の形やデザインの変遷・有名建築家の建築物・建築の分野に関して広く浅く学ぶことができました。「意匠」「建築計画」「構造」「設備」それぞれの分野を専門とする教授から講義を受ける初めての機会となる授業で、大学に入るまで知らなかった分野や実際の設計について知ることが出来ます。建築に関する知識の広がる講義でした。
建築学科では下記のようなカリキュラム(下の表)で勉強していきます。
Q. 専攻と研究について教えてください。
A. 構造デザイン研究室に所属しています。 ビス接合を用いた重ね梁の設計方法に関する研究をしている研究室です。 近年、狭小敷地において1階に店舗やガレージを配置したいという要望が増えています。しかし、ガレージや店舗を1階に配置すると構造上必要となる壁量を満たすことが難しく、柱や梁の寸法を大きくしなければならなくなります。そこで、敷地が狭いことにより大きな部材や機材の搬入が難しいという事例に対応するため本来より薄い部材を搬入し、それを現場で重ねてビスで接合し使用する技術を開発するための研究を行っています。
Q. 大学・学部・学科に入学して良かったことは?
A. 実務の経験が豊富で自分の設計事務所を持っている教授が多いため、実際に携わった現場や設計に苦労したことなど生の声を聴くことが出来るところです。また、授業に助手として大学院生がいるので、授業で分からない部分を質問しやすい環境が整っているところが魅力だと思います。北千住駅の目の前に立地しているため、通いやすいところも良いと思います。
Q. 逆に思ってたのと違ったなぁ…ということは?
A. 入学前から建築学科は課題が忙しいと聞いていたが、想像の10倍は忙しいです…。さらに、建築物のデザインをやりたいと意気込んで入学したはいいものの、設計課題をこなすうちに自分の能力や向き不向きに気づき、挫折する学生も一定数います。しかし、建築はデザインだけでなく構造や設備の分野もあるため自分の適性を見極めてどの分野に進むかを決められます。比較的入りやすいレベルの大学ですが、大学に入学してから実務で通用する社会人に育てます!という印象があります。