2025年度新課程による入試(国公立2次試験について)

2023年度から高校生になっている(現高2生)から新課程の入試が始まります!教育課程の改訂に伴い、各大学で各教科の出題範囲や扱いも異なってきます!今回は特につくば周辺の高校が進学先として挙りやすい大学(東大・京大・東工大(医科歯科)・北大・東北・筑波・千葉・横国・一橋・名古屋・大阪・神戸・広島・九州)に絞ってまとめてみました。

数学

ポイント

文系学部は「数I・II・A・B・C」、理系学部(理・工・薬・医学科)は「数I・II・III・B・C」を課すのが一般的

※農学・看護では、現行入試と同様に、「数III」を課さない割合が他の理系学部と比べて高い。

〈2次試験数学(数B・数C)の主な出題範囲〉

上の表は、数学I・II・A・B・Cを出題する学部(主に文系や看護・農学系)の数学B・Cの出題範囲(表の左)と数学I・II・III・A・B・Cを出題する学部(その他理系)の数学B・Cの出題範囲(表の右)についてまとめました。

新課程になり、数学Bで統計を学びますが、その単元を出題範囲とする大学はかなり少ないことがうかがえる。ごくわずかではあるが、統計も出題範囲とされている大学もあるので、自分の志望校の出題範囲については事前のチェックが必要ですね。

歴史・地理

ポイント

・現時点では、共通テストにならい、必修科目である「歴史総合」、「地理総合」を出題範囲に含める大学が多い

→北海道大、千葉大、名古屋大、大阪大

・「探究」のみの出題としている大学もある

→東京大、京都大、筑波大

※2次試験が「探究」のみの出題の大学であっても、共通テストでは必要。

情報I

ポイント

国公立大学の2次試験で新たに「情報I」を課す動きは一部の情報系学部で見られるが、少なくとも初年度は限定的(今回まとめている大学では、二次試験に「情報I」を課す大学はない。)

★電機通信大学では、2025年度の入試(前回)から今までの「数学」、「外国語(英語)」、「物理」、「化学」に合わせて「情報I」が追加される。(「物理」、「化学」、「情報I」の3科目から2科目選択)

CBT(コンピューターベーステスト)を活用した科目「情報I」を含む選抜を日本で初めての実施予定