【法政大学生命科学部環境応用化学科】環境を守る化学の力!法政大学 環境応用化学科の植物系研究 実際に在学中の大学生に聞きました

本記事では、数理指導専門塾イーズの現役講師が大学生にインタビューを行い、その大学の内面まで深掘りして聞いています。

・入ってみて分かったこと、学部の特色
・受験期の勉強法、入試対策
・大学でかかる費用、生活費
など多方面から質問に答えてもらっています。

これを読めば行きたい大学・学部についてよく分かるし、志望校決めのヒントにもなりますよ。

今回のお相手Mさん
・大学4年生
・茨城県立江戸川学園取手高校 卒業
・(現在)法政大学 生命科学部 環境応用科学科

今回は「法政大学 生命科学部 環境応用科学科」について見ていきましょう。

1. 大学の学業関連

生命科学部 環境応用科学科で何を学ぶ?


現代社会は大量生産と大量消費の基盤の上に築かれた20世紀型スタイルから脱却して、社会全体が継続的な発展を目指すことを要求されています。このためには、環境負荷の少ない化学、つまり、環境に優しいものづくりが必須であり、グリーンケミストリ(人間・環境にやさしく持続可能な社会を目指す化学)の概念が求められています。

また、生命科学の対象は物質であり、生命体は体内で物質を化学的に変化させることにより生命を維持しています。体外から取り込んだ食物を消費することによってエネルギーを得たり、必要な物質を生産して恒常性を保っています。これらの物質の化学構造と機能について、基礎化学の立場からアプローチすることは大変重要です。生体の持つ優れた構造と機能の理解を基礎とした生命科学の知識を利用し、化学的手法を用いた新しい低環境負荷型機能性材料の開発、生体機能の人工的創成を目指す総合的・学際的な新たな分野の展開が求められているのです。このような社会的要請に応えるため設立されたのが、環境応用化学科です。
(法政大学生命科学部案内HPより引用https://chem.ws.hosei.ac.jp/wp/subject/

– グリーンケミストリコース –
化学の観点から環境を捉え、物質と生命、物質と環境との関連性について学び、環境保全やエネルギー問題など、人類が直面する緊急課題を化学的手法により解決するための知識と技術を学びます。

– 物質創製化学コース –
環境、資源、エネルギーの観点から持続型社会実現のためのさまざまな機能性物質開発を行うための知識やその機能を利用した応用開発のための基礎知識や技術を身につけます。

– 環境化学工学コース –
環境・資源・エネルギーの観点から物質の化学変化を捉え、省エネルギー、低環境負荷での物質の合成、分離、精製過程、および化学工学的プロセス設計の基礎を学びます。
(法政大学生命科学部案内HPより引用https://chem.ws.hosei.ac.jp/wp/subject/

〜生命科学部を卒業後の進路

生命科学部(生命機能学科、環境応用科学科、応用植物化学科)を卒業後は下記のような就職先・進学先

  






Q. 一番印象に残っている授業について教えてください。

A.
学生実験です。
1年生の秋学期から始まり、2年春・夏、3年春・夏、と4年生になるまで実験の授業があります。

生命科学部 環境応用科学科では下記のようなカリキュラムツリーをベースに4年間勉強していきます。
各学科はそれぞれ独自のカリキュラムで構成されていますが、学部内では共通した基礎専門科目もあります。


代表的な授業が以下のようなものになります!

化学熱力学I・II

物質の相変化、化学反応にともなうエネルギー変化や熱収支などをマクロな視点から取り扱う学問であり、環境応用化学科の多くの専門科目の基礎となる化学熱力学の原理および応用例について学ぶ。

グリーンケミストリ

グリーンケミストリは環境問題を解決し、化学物質による汚染を防ぎ、環境にやさしいものづくりを目指すための化学である。本講義ではエネルギー変換、化学合成、大気環境のそれぞれの立場から、グリーンケミストリの基礎について概説する。

基礎応用化学実験・応用化学実験IA-IIB

1週ごとに各教員の研究室を回り、有機化学、無機化学、物理化学、環境化学、共生化学工学分野の講義に関連した基礎実験、討論およびレポート作成を行い、応用化学に関する基礎知識を深める。

錯体化学

金属イオンと有機化合物とから生じる有機金属錯体は、金属イオンの特異な配位機能を利用することにより、有機合成触媒・有機不斉合成触媒の分野や医薬品分野に広く用いられている。本講義では、金属錯体の基礎的な知識を解説する。

物質機能化学

物質の持つ様々な機能がどのようなメカニズムで発現するかについて、物質を構成する原子・分子・電子の状態およびエネルギーとの観点から講義を行う。

物質循環化学

私たちの周りの環境を広域的また連鎖的にとらえ、人間活動の活性化に伴って生ずる物質の動きを大気循環、水文循環、海洋循環等、物質循環の観点から化学的に捉えた講義を行う。

バイオマテリアル

人工臓器や再生医療などの先端医療分野における重要な要素であるバイオマテリアルの材料化学的諸問題について学ぶとともに、目的の機能に応じた物質設計のための知識を身につける。

Q. 専攻と研究について教えてください。

A.
「植物系バイオマス材料」の研究を行っています。

Q. 大学・学部・学科に入学して良かったことは?

A.
化学だけでなく、環境に対する最先端技術を学ぶことができました。ゼミでも有害金属イオンの吸着実験を行っていて、データをまとめたり発表などを通して社会に必要な論理的思考を培うことができました。

Q. 逆に思ってたのと違ったなぁ…ということは?

A.
ゼミに入って研究をする際に、研究目標や方法を自分で網羅しないといけないのが大変でした。研究の引継ぎがなかったことは想像と違いました。。。

2. 生活関連

・入学金:240,000円
・学費:年間1,200,000円くらい
・テキスト代:5万円以内
・家賃:実家暮らし
・奨学金:なし
・大学周辺のよく行く飲食店:大学周辺はあまり行かないですね。新宿辺りに出ちゃう
・住んでいるところ:実家暮らし(茨城県南部)
・通い方:電車・徒歩で合計2時間~2時間半
・サークル:入ってません!
・友達の作り方:流れに身を任せる、弱みを見せるby岡野、趣味が同じ人を探すbyはつみ(知り合いも参考までに)

3. 大学入試関連

・現役 or 浪人:浪人
・試験方式:一般入試
・入試科目と方法:2次試験(数学、化学、英語)
・共通テストの点数:浪人の時は受けていないです(現役の時は忘れました)
・2次試験の傾向:英語で必ず理系長文が出る
・定員:約80名

・受験期学習の進め方:I先生(イーズの先生)のいうことを聞く

・日頃(高1〜2)どんな勉強をしたか:I先生(イーズの先生)のいうことを聞く

・大学の選び方:オープンキャンパスに行って決めました

・併願校:北里大学、東邦大学、東洋大学、芝浦工業大学、日本大学、東京理科大学、学習院大学、中央大学、立教大学

4. 就職関連

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